動物保護活動
― Animal protection ―
Miyakojima Animal Parkでは動物の保護活動として飼育放棄された動物や保健所に収容される動物達の
殺処分防止と新しい飼主とのマッチングをおこなっております。


錯誤捕獲された子猫
現在、宮古島では犬に関しては狂犬病の観点より保健所への収容が決まっていますが
猫に関しては「怪我をしている」等弱っている場合を除き行政では捕獲も保管もされない状態となっています。外来駆除用の捕獲機に錯誤捕獲された個体も、生後半年未満の猫は成熟していないことから即時の避妊去勢ができずそのままリリースする事態が続いていました。
「宮古島固有種の保護」「野良猫を減らす」という2つの観点から、TNRですらないこの状況に危機を感じ
当シェルターにて引き取りを行っております。
宮古島には未だ多くの野良猫がおり、毎日のようにシェルターには猫たちがやってきます。
当然、避妊去勢費用を含むすべての費用が実費となりこのまま続くと団体の経営を圧迫してしまいます。
また、飼いきれなくなった特殊動物の保護引き取りや、環境破壊や乱獲により絶滅が危ぶまれる動物の
域外保全活動・保護繁殖研究もおこなっております。何世代にもわたる繁殖をおこなうことで飼育下に
おける種の維持をはかるとともに、種の遺伝的多様性の保持を目指します。
活動がよりいっそう素晴らしいものになるように、皆様のご参加とご協力、ご支援賜りますようにお願い申し上げます。























野生動物保護活動
― Wildlife conservation activities―
傷つき野生に戻れなくなった生き物達の保護飼養活動もおこなっております。

囮用として飼養されていた孔雀

傷つき野生に戻れなくなったカラス
現在、宮古島では「固有種の保護」「生態系に係る被害防止」の目的によりインドクジャクが駆除対処となっており年間約1000羽が駆除されています。
その一方で前述しました通り、捕獲された猫をそのままリリースしておりクジャクを増えすぎないように駆除していても「生態系の被害防止」への確実なアプローチとは言えない状況にあります。
「駆除するのではなく、できる限り保護・終生飼育を」
すべてを救うことはできないかもしれませんが少しでも多くの生き物が殺されずに済むように
また宮古島の豊で貴重な生態系を守りバランスを保てるよう模索しております。
TNR活動
― Trap、Neuter、Return―
飼い主のいない猫を増やさないように…
殺処分ではなく不妊手術(TNR)によって解決を目指す活動です

捕獲の様子

手術後に元の場所に戻します
NPO法人宮古島アニマルパークは、公益社団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している宮古島市と協働してTNRを行いました。
どうぶつ基金が発行する「さくらねこTNR無料不妊手術チケット」によって行った不妊手術・ワクチン・ノミ駆除の費用については、全額どうぶつ基金が負担します。
動物基金にご寄付をしていただいた皆様に感謝いたします。
※さくらねこTNRについて
https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/
※SNS→ @doubutukikin