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  • 執筆者の写真La-Vida

飼い主さんが見つかった老犬カフェ



拡散願いの記事をアップしてから次の日、沢山の方にシェア頂いたお陰ですぐに進展がありました。

情報を下さった方はじめご協力下さった皆様、有難うございます!

「○○さんのワンちゃんかもしれないです」というメッセージを頂きました。

ただ飼い主さんは亡くなっているようだという情報もあり、早速行きつけだったであろう動物病院に確認しました。

動物病院ではすぐに、「○○さんの犬だよ!でも二年前に飼い主さんは亡くなってお子さんが引き取ってるはずよ!」ということが分かり早速お電話して頂いたのですが"現在使われておりません"というアナウンスが。

伊良部島のあそこら辺、という少しアバウトな情報を頂き(笑)とにかく行ってみることに。

早速伊良部島へ移動し、島の人に「○○さんっていうお宅がここら辺と聞いて来ました。犬を飼ってた方知りませんか?」っと保健所にいた経緯などを説明しつつ尋ねたら"あー、あのおばぁね、犬を大切にしてたさ!家族が団地の裏の進んだとこにいたはずよー"とちょっとアバウトな情報を頂き(笑)また行ってみることに。

そこで一人目に聞くと分からないとお返事。

場所を大きくはずしたか!?と焦りつつ小さな売店のおばーに尋ねてみると、「あー!子供があそこの信号曲がったとこに住んでるさ。わざわざこんな所まで来てご苦労さんだねー、犬を探してるはずよー、犬を大事にしてたさ」と。

そして、やっと息子さん夫婦宅を発見。

幸いにもご在宅されてましてお会いする事が出来ました。

飼い主だったお母様は、先天性で足が悪かったカフェを引き取り14年連れ添っていたそうです。

誰に聞いても「大事にしていた」という言葉は嘘ではなかったと思います。

お母様が亡くなられて息子さん夫婦が引き取られました。

初めての飼育。

分からないなりにも、病院ではフィラリア予防をしたりと大事にして下さってました。

ただ、やはり田舎ならではのと言いますか。

周りは放し飼いばかりで、たまにリードをつけて散歩をさせてる人がいるくらい。

夜、涼しくなったら外に放して自分で帰ってくるのを待つ、という散歩スタイルは珍しくないのです。

今回のカフェもそうで、いつもの様に夜放したけども突然帰って来ないので何日も探したか見つからず、、、今に至る。

保健所に収容される可能性なんて全然頭になかったようで驚いておられました。

保健所ではどの様な役割があるか、ボランティアはどの様な事をしているか、放し飼いが何故いけないか、迷子札が何故必要か、宮古島はどの様な状態にあるか。

丁寧に心を込めて説明をするととても熱心に聞いて頂き、「素人な飼育方法だったのですね、すみませんでした。これからは一緒に散歩に行きます!マイクロチップも登録します!」とおっしゃって頂けました。(マイクロチップは入れました)

まだお若いご夫婦、真剣に聞いて頂き嬉しかったです。

そしてどの様な意識で飼育されていたのか素直にお話し頂き大変参考になりました。

何が課題なのか、ボランティアだけではなく保健所の方と協力して改善していかなくてはいけません。

もっと言うと法律が変わるのが一番ですが、出来る事から一歩ずつでしか動けませんから。

保健所が配布している迷子札を装着して、カフェはお家に帰って行きました。

カフェ、お家に帰れてよかったね。

可愛いおばぁちゃん。

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